成人の日の由来は「小正月」
現在ではあまり使われていませんが、1月1日を大正月と呼ぶのに対し1月15日は小正月と呼んでいました。小正月は正月を締めくくる日でもあり、関西を中心としたエリアでは1月15日が門松やしめ縄を飾る期間を表す松の内の最終日です。この小正月に、奈良時代以降から続く男性の成人を祝う儀式「元服の儀」が古来の風習として行われていました。元は頭を表し、服はその名の通り着るものを表します。髪を結ったり冠または烏帽子をつけたりし、大人の装いや髪型に変えることで大人の仲間入りを祝いました。
成人式の始まりは「埼玉県蕨市」
現在の形で成人の日を祝うようになったのは、1946年に埼玉県蕨市で開催された青年祭の催しのひとつ、成年式が始まりといわれています。戦後の混乱のさなか、若者た ちを励まそうと祭りを企画したそうです。その後、1948年に施行された「国民の祝日に関する法律」が定められ、全国的に成人の日が浸透していきました。
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