初夢にまつわるあれこれ

小話

初夢にまつわるあれこれ

室町時代に伝わってきた風習

初夢は中国伝来の風習です。中国ではバクの絵を枕の下に敷くことで、悪夢を食べてもらうという習慣がありました。そこでめでたい正月に悪夢を見ないように、室町時代に日本に伝来し、そこから形が変わったのです。日本ではバクではなく七福神が乗った宝船の絵を枕の下に敷くと良い夢が見られるとしています。元々は身分の高い人の間だけにあった風習ですが、江戸時代には庶民の間にも広まりました。

一富士二鷹三茄子の由来

初夢に見ると縁起が良いものは「一富士二鷹三茄子」とされています。なぜ一富士二鷹三茄子が縁起の良い初夢になったのか。起源には「徳川家康が、富士山・鷹狩・茄子を好んだからという説」「富士→無事、鷹→高い、なす→事を成す、という掛けことばという説」などがあります。なお、現在では「元日または2日に見た夢」または「その年に初めて見た夢」が初夢として考えられるケースが多いようです。

お忙しい中宮武の小話におつきあいいただきありがとうございます(._.)

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