◆水道水の保存期間は常温で3日程度
地震などの災害が心配なので、日ごろから備えが重要になってきます。備えで重要なものの一つに「水」があります。いつくるか分からない地震災害の備えで水道水を貯めておいた場合、飲み水として保存できる期間はどのくらいなのでしょうか?気になる水道水の保存期間は、「常温で3日、冷蔵庫内で10日程度」と言われています。この期間内であれば大丈夫と水道局が発表しています。意外と短いなと思った方も多いのではないでしょうか。水道水は、病気の原因となる細菌などの繁殖を残留塩素によって抑えていますが、時間が経つにつれ水道水に含まれている塩素も徐々に減少していき、塩素の減少によって細菌が繁殖するリスクが高まるので、常温で3日を過ぎた水道水は飲料水としては適さないとされています。沸騰や浄水器を通した場合はもっと保存期間が短くなります。沸騰させることによってカルキ臭 もなくなり飲みやすくなりますが、塩素を除去したことで保存には適さなくなるからです。
◆水道水をなるべく長期間保存するには?
水は無機質のため基本的に水そのものが腐るということはありません。ただ、水に含まれる微生物や細菌が繁殖していくことで、水の腐敗も進んでいきます。一度口につけたペットボトルは、人からの細菌によって腐りやすい状態にもなります。それでも水道水を保存用に使用する場合は、なるべく日光の当たらない冷暗所で保存するようにしましょう。残留塩素は直射日光や高い水温に弱いからです。日陰では4日程度しか保存ができませんが、4度設定くらいの冷蔵庫であれば1ヵ月以上保存できるという水道局の実験結果もあります。雑菌をいれないためには空気に触れさせないことも大切です。保存はなるべく密閉させるのがコツです。水道局によれば大人が必要とする1日の水分は3リットルくらいとされています。定期的な入れ替えを考えながら水道水のストックを考えていきましょう。
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