今回のテーマは「不動産仲介業のしくみ」についてです。
基本的な内容ですが、不動産仲介業の仕事と仕組みについてお伝えいたします。
業界の仕組みをご理解いただくことで、売主様が注意する点や不動産仲介会社を通すメリットをご理解いただけます。
不動産仲介とは所有不動産の売買を不動産会社が代わりに行うことです。
ご自身で売買希望のお客様を探す手間を省くお手伝いになります。
不動産の売買は個人でも不可能ではありません。
しかし物件を販売するために、チラシやSUUMOやホームズといったポータルサイトに情報を掲載すると広告費がかかります。
また購入希望のお客様がいてもその方に合わせて時間を調整し、物件の案内をするには人手が必要です。
何より不動産は高額な商品ですし、登記など法律上の取扱いも複雑です。
そこで宅地建物取引士と呼ばれる不動産取引に関する国家試験に合格した人を一定数以上配置することが義務付けられている不動産仲介会社が、専門家として不動産売買の仲介にあたります。
では実際に仕事の内容を詳しく解説します。
まず、不動産売買の仲介は、売主様と買主様それぞれに仲介会社がついております。
つまり、通常は1つの取引について買主様と売主様、買主様側の仲介会社、売主様側の仲介会社と4者が登場することになります。
しかし、買主様側の仲介会社と売主様側の仲介会社を1つの不動産会社が担うこともあります。
売主側と買主側の仲介会社が異なる仲介のことを「片手取引(片手仲介)」といい、売主側と買主側の仲介会社が同じ仲介のことを「両手取引(両手仲介)」と呼びます。
また、中には買主側と売主側いずれか、もしくは両者に2社以上の仲介会社がつくこともあり、複数の仲介会社が1つの取引に関わる仲介のことを「あんこ」と呼びます。
不動産売買の依頼を仲介会社が受ける場合、お客様とご依頼の契約を結ぶことになります。
専任契約と呼ばれる契約であれば一社のみ、一般契約と呼ばれる契約であれば複数社と仲介契約をすることができます。
本日はここまでとさせていただきます。
次回は契約開始から終了までの流れに関する情報をお届けいたします♪
楽しみにお待ちください(^_-)-☆
コメント