不動産購入希望のお客様に、不動産を見ていただくことを内覧や内見、案内と言います。
売主様にとりましては、内覧とは、売却する不動産の最終面接を受けるようなものです。
売主様が、内覧時にきちんとしたご対応をすれば、購入希望者様への購入決断の強い後押しにもなります。
そこで「内覧を成功させる対応とポイント」について、前編と後編に分けてお伝えします。
今回は前編として
- 売主様がおさえておくべき買主様のチェックポイント
- 内覧を成功に導くためのコツ
について解説いたします。
まず、買主様がチェックするのは以下のような項目です。
- 部屋の間取り
- 日当たりや風通し
- 台所や風呂などの設備面の状態
- 収納の広さ
- ベランダや雨による排水面
- 玄関周り
- 壁紙や臭いの有無
- 治安や騒音
- 物件の劣化の状況
上記のポイントを買主様はよくチェックされますので、必ず状態を事前に確認しておくようにしましょう。
内覧のときに、買主様に質問された際にご対応がしやすくなります。
ただ、質問をされてお答えになるときも、不動産会社の担当者が、買主様の不安を取り払うような受け答えのフォローを上手にしてくれますのでご安心ください。
では次に、売主様が内覧を成功させるコツについて解説していきます。
- できる限り、スケジュールの都合をつけて内覧を断らない
購買意欲の高い方を逃さないようにするためにも、購入希望者様が内覧したいという日取りを断らないようにしましょう。
- 売主様がご夫婦であれば、内覧時もご夫婦でご対応する
最近では内覧希望者様が女性1人の場合も多く、そういう時は、売主様も女性の方がメインで対応されると、安心して見ていただくこともできます。
- 笑顔かつ細やかな気遣いを見せる
内覧当日は、内覧者様に対して常に笑顔の対応を心がけましょう。
売主様の印象が良いと、物件の印象も良くなるものです。
あとは、新品のスリッパを用意するとか、部屋の換気をしておく、部屋を綺麗にしておくなどさまざまな気配りをすることもお忘れなく。
- 家の長所、短所
内覧時に物件の説明をされる時も、長所はもちろん、短所もお伝えするようにしましょう。
事前に不動産会社の担当者に相談をして、長所と短所の伝え方を考えておくようにしておきましょう。
短所を言わずにおくと、場合によっては契約不適合責任として後々大きなトラブルに繋がるケースもあるからです。
- 売却理由は前向きに伝える
家を売却する理由について、購入前に質問をされる買主様も少なからずいます。
仮に売却理由がネガティブな一面があっても、出来る限り、ポジティブな言い回しになるように、不動産会社の担当者と打ち合わせをしておきましょう。
- 必要以上にアピールしすぎない
売主様がアピールしすぎると、買主様に悪い印象を与えかねませんのでお気をつけください。
基本的に買主様への対応は、担当者にお任せください。
- 条件の口約束はしない
その場で行う不確実な口約束は、トラブルの原因になる可能性もありますので、その場で決定するのは避け、必ず担当者と相談をしましょう。
- 収納なども内覧できるようにしておく
プライベートな居住空間なため、どうしても見てほしくない部屋は、隅々まで見せる必要もありません。
但し、収納スペースに関しては、家の購入動機の決定打になる可能性もありますので、内覧時には見せられるように出来る限り努めましょう。
弊社では、不動産売却に関するお手続き方法やお客様のお悩みにお応えしております。
何かございましたら、お気軽にご連絡ください。
本日は以上です。
また、次回も不動産売却に関する情報をお届けいたします♪
楽しみにお待ちください(^_-)-☆
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