相続した土地の適正価格における注意点

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相続した土地の適正価格における注意点

◆土地の評価は専門家でも難しいもの

相続が発生した場合、受け継ぐ財産として一般的なのは、現金や預金のほかに株式や土地・建物などの不動産があります。大きな財産である土地は、相続税に与える影響が大きくなります。過度な節税をすると税務署から思いもよらない連絡もありますが、仮に高く評価して、間違って税金を払いすぎても「計算が違いますよ」という指摘をいただくことはありません。放っておくとそのままになってしまいます。そのため、適正な価格を把握したいものですが、土地を正しく評価するのは不動産鑑定士などの専門家でも難しいものだと言われています。不動産仲介会社による査定でも、会社によってかなり金額が変わってくるケースもあります。土地の評価は、通常、路線価で計算します。路線価とは国税庁が公表する土地の評価額です。「あれ?公的な評価額があるのなら、それで適正価格が出るのでは?」と思いますが、単純にそれだけでは間違いが起こるケースが出てきます。

◆現地を知らない場合は特に注意!

確かに、路線価で主要な道路に面した1㎡あたりの土地の評価額は分かります。でも現地を知らずに机上で計算をすると大きな間違いにつながることもあります。例えば対象となる土地に高低差があったり、がけ地があったりすると、実際に面している道路がどこの道路か分からずに、安易に判断して高い路線価を適用してしまう場合などです。現地を知らないとこのようなケースに遭遇することがあります。相続した不動産が近くの土地や実際に住んでいる家であれば問題が起こることも少ないのかもしれませんが、一度も足を運んだことのない遠方の不動産を相続することもあります。そのようなときに、実際に不動産のある現地の専門家ではない場合、入念に現地調査をしてもらわないと適正な評価ができない場合があるので、注意が必要になります。

本日は以上です。次回もちょっと気になったことをピックアップしお届けいたします♪

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