危ない放置不動産!地面師の怖い手口

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危ない放置不動産!地面師の怖い手口

◆放置不動産は格好の餌食になる??

大手ハウスメーカーが55億円以上の損害を受けた詐欺事件が題材になったドラマがヒットしましたね。このドラマのように不動産に関係した詐欺事件をはたらく集団を地面師と呼んでいます。一般的に地面師は複数の人間がかかわり、価値が高く普段は放置されている空き地、空き家を狙って犯行におよびます。実際に大手ハウスメーカーの事件も、地面師が本格的に動き始めたのは所有者が病院に入院して、誰も住んでいる人がいなくなってからのようです。ハウスメーカーのようなプロ中のプロがなぜ騙されるのだろうか?と思う人も多いと思いますが、早く購入をしないと競合他社に先を越されるという焦りや、滅多に出ない優良物件をなんとか手に入れたいという心理を巧みに利用して話を進めていくため、「これってちょっとおかしいな?」という出来事があったとしても、自分たちにとって都合の良い解釈をして、プロでも地面師たちの罠にかかってしまうようです。

◆たくさんの重要書類も見抜けないの??

不動産の売買取引には本人確認書類のほか、たくさんの重要書類がでてきますが、権利証なども複数の司法書士が確認しても気が付かないくらいのレベルで偽造の技術が格段にあがっています。大切な実印も3Dプリンタなどで簡単に複製ができる時代です。もちろんこのようなことは刑法では禁じられており、はんこ屋さんでも同じ印影の印鑑はつくりません。地面師事件の特徴は、詐欺師による「なりすまし」が基本です。書類を偽造して公証人の認証なども突破して話を進めていきます。ハウスメーカーの事件では、最終的に法務局の登記官の審査で健康保険証の偽造が判明したため、本登記申請が却下されて事件が発覚しましたが、仮に騙し取られたあとに詐欺師集団が捕まったとしても、お金が戻ってくることはありません。不動産のプロでも騙されるくらいなので本当に注意が必要だということです。

本日は以上です。次回もちょっと気になったことをピックアップしお届けいたします♪

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