今回のテーマは「なぜ、不動産売却時の理由が重要視されるのか?」についてです。
結論から申し上げますと
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売却理由が不動産の売却金額や売却速度に影響があるから
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です。
不動産の購入を考える方は、人生で一度あるかないかの大きな買い物をされます。
そのため、
- 不動産の保存状態はどうか
- 売却の際にトラブルはなかったか
- なぜ売却に至ったのか
- 事故物件ではないか
など、様々な視点から不動産の購入を検討します。
また、不動産会社としても、購入判断に影響を与える内容は、買主に説明する義務があります。
例えば、
「過去にボヤがあった」
「雨漏りがある」
「近隣騒音トラブルがある」
など、不動産や周辺環境に問題がある場合は必ず買主に説明しなければなりません。
万が一、買主が購入を決めた後に発覚した場合、返金問題や訴訟になる可能性があります。
そういったリスクを避けるためにも必ず売却理由の説明が必要になります。
売却理由には、住み替えやライフスタイルの変化などの前向きな理由の他、離婚や事件事故、周辺環境の問題等のネガティブな理由もあります。
しかし、ネガティブな理由が必ずしも「売却が決まらない理由」にはなりません。
離婚や住宅ローンの支払いが厳しいなどの個人的な事情の場合は、売却価格に影響を与えることは少ないといわれています。
たとえ周辺環境の問題があったり、事故物件だったりする場合でも、購入希望者へ明確に売却理由を説明することで、信頼感を得られることも期待できます。
不動産の購入は買い手にとっては大きな買い物であるため、買い手として不動産の売却理由を知りたいと考えることは自然なことですよね。
売却理由が明確であれば、購入希望者は購入を検討しやすくなるため、たとえ話しにくい売却事情があった場合でも、信頼できる不動産仲介会社に相談することが重要です。
いかがでしたでしょうか?
売主、買主がお互いに安心かつ適正な価格で売却するためにも、売却理由を明確にすることが大切です。
不動産売却の際は、売却理由を不動産仲介会社へ詳細に伝え、最適な売却方法を提案してもらいましょう(^_-)-☆
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