◆「路線価」っていったいなんですか?
路線価とは、国や地方自治体が公表する土地の公的な価格の一つです。主に相続税の計算に使われるため、相続税評価額とも言われます。毎年1月1日時点の土地の価格を国税庁が判定して、7月の上旬ごろに発表されるものです。ちなみに、土地の価格には、その他に公示価格や固定資産税評価額、基準地価などがあります。
◆どうやって決めているのですか?
価格のベースになるのは「公示価格」です。公示価格は国土交通省が選定した全国の約2万6000地点の地価を不動産鑑定士が調べた結果です。路線価は、税金の計算に使われるため、正確な金額を算出することが出来るように、公示価格と比べて調査地点も多くなっています(約12倍)。売却できる価格が公示価格を下回ると課税価格が過剰になる可能性があるため、路線価は公示価格の80%で計算されています。
◆ウチの路線価がいくらか知るためには?
ウェブサイトで公開している国税庁の「路線価図」で調べることが出来ます。路線価は道路ごとに価格を設定して、道路に面する土地の価格を計算する仕組みになっています。道路に面した数値に面積を乗じて計算するのが基本ですが、形状や状態によって土地の価値は異なるため、ルールに基づいて補正を行います。
◆年に1回だと評価が変わる可能性は?
確かに、新型コロナウイルスの影響や大規模な災害で、土地の評価は大幅に変わる可能性があります。そのような場合は修正を行い、発表後にも減額補正をすることになります。
本日は以上です。次回もちょっと気になったことをピックアップしお届けいたします♪
※このような情報をピックアップしてほしいというご要望がございましたらお気軽にお申し付けくださいm(_ _)m
コメント