一週間で一千円以上値を上げた先週の日経平均株価。
一時42,000円台を回復しましたね。
お盆明けには日経平均株価が史上最高値の更新が期待されています。
そんなニュースを見ていてふと思ったことです。
今回は投資の話をしたいわけではないんですが、置き換えると伝えやすいのでこのまま話を進めていきます。
社会全体で垂れ流してる常識・空気というのは疑ってみるくらいでちょうどいいという話。
投資に置き換えるとわかりやすいんですね。
過去何と言われていて、その後どうなったかを照らし合わせてみましょう。
例えば、リーマンショックのときって、経済危機だとかなんとか言われていましたが、そのときに積極的に株や不動産を買っていた人はだいたい成功している。
1億で買ったものが今では4億になっているとか。
個人投資家ですらそんなんですから、その動きを分かっていた機関投資家ならもっと利益を上げていたと思う。
コロナで初の緊急事態宣言が出たあとも、不安に駆られて不動産の投げ売りが見られました。
投げ売りか相場通りかを見極めて買った人は利益を得ている。
ホテルの宿泊料金もコロナ前より上がっている。
コロナ中に民泊事業を売った人がどれだけいただろうか?
これも社会の空気に流された側が損をしている。
ルーブル暴落もそう。
案の定、戦争前より上がった。
ロシアの劣勢がしきりに喧伝されていたとき、「これ、急騰もあるんじゃないか」と思って見ていました。
上げるために下げるんです。
ルーブルをもっていた人はあまりいないでしょうから関係ないでしょうけど、これも社会の空気に流された側が損をする構造になっている。
円安もそう。
150円超になったとき、円は紙切れになるという専門家が続々と現れた。
まだ信じている人は多いですけどね。
「アメリカ株は永遠に上がり続ける。だから、円を売ってS&P500買おう」
みたいな、散々使い古された論法もまだ騙される人は多い。
ということで、社会の逆・裏側に真理があるというのは昔からよく言われてることです。
メディアや専門家の吐き出す情報はそういう意味でヒントになります。
大事にしたいのは、常識や空気ではなく、肌感覚です。
とは言え、口で言うだけなら簡単ですよね。
行動が伴うには、自分を信じる意思が必要。
99人が右に行っても自分だけ左に行けるかどうか。
その意思が鈍らぬよう、社会との距離は少しあった方がいい。
距離が近いと感覚が鈍るし、いつのまにか流される。
社会という大円の外側に自分をおいて、俯瞰するくらいで、自分の肌感覚が活きてくる。
もちろん友人と群れすぎるのもよくない。
群れると、意思が鈍ります。
自分の感覚が磨かれない。
「社会の空気に流された側が損をする構造になっている」
迷ったときは思い出してくださいね。
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