近年、不動産投資の世界でますます注目を集めている「築古戸建て(空き家)投資」。低資本で始められ、高利回りが狙えるこの手法ですが、2026年に入り、取り巻く環境は大きな転換点を迎えています。「ただ安く買って直せばいい」という時代は終わり、法改正への対応と、変化する賃貸需要の把握が成功の分かれ道となっています。今回は、投資家様が今絶対に知っておくべき最新の有益情報をお届けします。
1. 2026年、空き家所有の「リスク」が「チャンス」に変わる理由
これまで「負動産」と呼ばれた空き家ですが、政府は2025年から2026年にかけて、空き家対策を大幅に強化しています。
・「管理不全空家」への指定と固定資産税の増税
法改正により、倒壊の危険がある「特定空家」の一歩手前である「管理不全空家」に対しても、自治体が指導・勧告を行えるようになりました。勧告を受けると、これまで受けていた固定資産税の優遇措置(最大1/6に軽減)が解除され、税金が実質的に最大6倍に跳ね上がるリスクがあります。
・投資家様としての狙い目
この増税リスクを恐れた所有者が、2026年は例年以上に物件を手放す動きを見せています。放置されていた優良な戸建てが市場に流れやすくなっており、仕入れのチャンスが広がっています。
2. 「こちくら郊外」と「新築氷河期」が追い風に
2026年の不動産トレンドワードとして注目されているのが「こちくら郊外(=心地よい・暮らし・郊外)」です。
・新築氷河期の到来
資材高騰と人手不足により新築住宅の価格が高止まりし、若年層や子育て世代が新築を諦め、中古戸建てを選択する動きが加速しています。
・0LDK、コンパクト需要
広い家だけでなく、あえて仕切りをなくした開放的なデザインや、ミニマルな暮らし(自分にとって本当に大切なものを見極め、それ以外を削ぎ落とすことで、心の豊かさや時間の余裕を手に入れる生き方)を求める単身・カップル層の戸建て賃貸需要も急増しています。
3. リフォームで活用すべき「2026年度版・最新補助金」
築古投資の最大の懸念であるリフォーム費用ですが、2026年は環境性能を重視した大型補助金が継続・拡充されています。
・先進的窓リノベ2026事業
断熱窓への交換で最大100万円規模の補助。築古の弱点である「冬の寒さ」を克服しつつ、バリューアップが可能です。
・長期優良住宅化リフォーム推進事業
耐震補強や省エネ化を行うことで、1戸あたり最大200万円前後の補助が出るケースもあります(※要件あり)。
・子育てエコホーム支援
子育て世代をターゲットにする場合、キッチンや浴室の改修にも補助金が適用されやすくなっています。
これらの補助金を活用することで、「実質利回りを数%押し上げる」ことが可能です。
※土浦市の独自助成:土浦市住宅リフォーム助成制度(令和8年2月時点)
土浦市には、市内の施工業者を利用することで受けられる独自の助成金があります。
・助成額:工事費の1/10(最大10万円)
・2026年の傾向:例年、5月下旬〜6月に申請受付が行われます。「省エネ改修」や「子育て応援改修」が対象となります。
・投資家様へのアドバイス:予算総額(例年1,000万円程度)が決まっており、応募多数の場合は抽選になります。入居者が決まった後の「実需に近いリフォーム」として活用するのが現実的です。
4. 2026年版:転売 vs 賃貸、どっちが正解?
現在の市場動向を踏まえると、戦略は以下のように二極化しています。
① 賃貸(インカム)戦略
この戦略の最大のメリットは、安定したキャッシュフローを得られる点にあります。
2026年のポイント:現在、賃上げトレンドが継続しており収益性の向上が見込めます。単なる貸し出しにとどまらず、「ペット可」や「DIY可能」といった付加価値を付けた差別化が、安定稼働の鍵となります。
② 転売(キャピタル)戦略(宅建業免許必要)
物件を売却することで、短期間での資金回収を目指す戦略です。
2026年のポイント:中古住宅市場が非常に活況であるため、投資家向けだけでなく、自分たちが住むための「実需層」への売却がスムーズに進みやすい環境にあります。
最近では、まず賃貸として数年運用し、その後入居者にそのまま売却する「オーナーチェンジ」や「譲渡型賃貸住宅」の仕組みも、出口戦略として非常に有効です。
まとめ:今、投資家様が取るべき行動
2026年の築古戸建て投資は、「法改正による仕入れの円滑化」と「補助金によるコスト抑制」を味方につけた人が勝つフェーズです。放置された空き家を価値ある住まいに変えることは、投資としての利益だけでなく、地域社会への貢献にもつながります。このチャンスを逃さず、ぜひ一歩先を行く投資戦略を立ててみてください。
「みんなで大家さん」の問題は、投資における透明性と出口戦略の重要性を浮き彫りにしました。これからの不動産投資は、甘い言葉に惑わされず、自ら主体的に正しい情報を収集し、自立して運用できる投資家様だけが生き残る「選別される時代」へと突入します。そのためには、不動産会社を単なる仕入先の手段として利用するだけではなく、今後はリアルな情報収集のための戦略的なパートナーとして賢く活用する姿勢が欠かせません。この大きな転換点となるのが「2030年問題」です。次回のブログで詳しく解説します。
最後に
弊社では免許更新の時期を迎え、過去5年間の実績を精査いたしました。その結果、売主様が相続人となるケースが年々急増していることが改めて浮き彫りとなりました。実際、同業他社様との間でも「相続した実家の売却相談」は共通の話題となっております。「土浦の実家に戻る予定がないため売却したい」という切実なご相談をいただく機会も多く、地域の課題として日々重く受け止めております。
こうした最新動向に対応するため、弊社では現在、同業他社とも連携した勉強会を開催しております。一社のみの情報に偏ることなく、多くの仲間と「土浦に特化した精度精度の高い情報」を共有することで、地域の皆様により良い解決策をご提案できるよう努めております。


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