2026年8月23日(日)午前2時00分頃、茨城県南部を震源とする大きな地震がありました。皆さま、ご自宅やご家族は大丈夫でしたでしょうか。夜中の突然の地震だったこともあり、驚いて目を覚ました方も多かったと思います。ご自宅や所有されている建物などに被害や気になるところがありましたら、まずは安全を最優先にして、無理に確認しないようにしてください。
地震が発生したその時間、私は土浦市内にある株式会社かけはしの事務所にいました。夜中の2時に事務所にいた理由はさておき(笑)、地震が起きた瞬間は、まず「ドンッ」という強い衝撃を感じました。「あ、地震だ」と思った直後、今度は建物が大きく横に揺れ始めました。最初の「ドンッ」という衝撃から大きな横揺れへと変わったので、体感としてはかなり強い地震に感じました。揺れが収まったあと帰ろうとしたところ、事務所のエレベーターが停止していました。普段は当たり前のように使っている設備も、地震が起きれば突然使えなくなることがあります。実際に経験すると、建物そのものだけでなく、エレベーターなどの設備やライフラインにも影響が出る可能性があることを改めて実感しました。
東日本大震災をきっかけにした自宅の地震対策が役立ちました
そして自宅に戻って確認してみると、以前から行っていた地震対策が今回しっかり役立っていました。2011年の東日本大震災を経験したことをきっかけに設置した、つっかえ棒(家具転倒防止器具)が今回もしっかり役立っていました。家具などが動いたり倒れたりすることもなく、改めて事前の備えの大切さを実感しました。
もう一つ、設置しておいて良かったと感じたのが感震ブレーカーです。感震ブレーカーは、大きな揺れを感知した際に電気を自動的に遮断するための設備です。今回もきちんと作動しており、普段は意識することの少ない備えが、いざというときに役立つことを実感しました。地震後には、停電から電気が復旧した際などに、電気機器や損傷した配線などが原因となって火災につながる可能性があります。
そのような電気火災への備えとして設置していたものが、今回実際に作動しました。普段はほとんど意識していない地震対策でも、いざというときには意味がある。今回の地震で、それを自分自身が実感しました。
地震は「いつ起きるか分からない」からこそ備えておく
地震対策で難しいのは、いつ必要になるのか分からないことです。家具転倒防止器具も感震ブレーカーも、普段の生活ではほとんど意識することがありません。そのため、
「今度やればいい」
「そのうち取り付けよう」
と後回しになってしまいがちです。
しかし、地震が発生してから家具を固定することはできません。今回、我が家では東日本大震災をきっかけに行った対策が、15年以上経った今回の地震でも役立ちました。
いつ起きるか分からないからこそ、何も起きていない今のうちに備えておく
当たり前のことかもしれませんが、とても大切なことだと思います。
今回の地震をきっかけに、ご自宅でも一度、
- 家具や家電の転倒防止対策
- 感震ブレーカーなど電気火災への対策
- 非常用品や懐中電灯の確認
- 避難経路の確認
- 家族との連絡方法
- ブロック塀や外壁など建物周辺の状態
などを確認してみてはいかがでしょうか。
特に家具の転倒防止器具などは、設置してから長期間経過しているご家庭もあると思います。設置して終わりではなく、緩みや劣化などがないか定期的に確認しておくことも大切です。
揺れたときこそ、慌てて行動しないことも大切です
今回、最初に「ドンッ」と大きな衝撃がきたときは、私自身もかなり驚きました。突然大きな揺れが起きると、反射的に外へ逃げようとしたり、慌てて移動したりしてしまうこともあると思います。しかし、慌てて行動することで転倒したり、落下物や割れたガラスなどでケガをしてしまう可能性もあります。特に今回のような夜中の地震では、周囲が暗いうえ、床に物が落ちていることも考えられます。
地震への備えは、家具を固定したり非常用品を用意したりするだけではなく、「大きな揺れが来たときに自分はどう行動するか」を普段から考えておくことも大切だと、今回の地震を経験して改めて感じました。まずは身の安全を確保し、揺れが収まってから周囲の状況を確認して、落ち着いて行動することが大切ですね。
地震のあとに住宅で確認しておきたいポイント
今回のような地震のあとには、ご自宅についても無理のない範囲で確認しておきましょう。
1.外壁や基礎にひび割れがないか
以前にはなかった大きなひび割れなどがないか確認します。以前からあったものか判断できない場合は、写真を撮っておくと、その後の変化も確認しやすくなります。
2.屋根や瓦に異常がないか
瓦のズレや落下などがないか、地上から確認しましょう。地震後に自分で屋根へ上るのは危険です。気になるところがある場合には、無理をせず専門業者へ相談しましょう。
3.ドアや窓の開閉に変化がないか
「地震のあとからドアが閉まりにくくなった」「窓の開閉が重くなった」など、地震前にはなかった変化がないか確認してみてください。
4.ブロック塀などに異常がないか
道路沿いのブロック塀や門柱などにも注意が必要です。ひび割れや傾きなどが見られる場合には、不用意に近づかないようにしてください。
地震保険の加入状況もこの機会に確認を
もう一つ、この機会に確認しておきたいのが地震保険です。地震保険は、地震・噴火・津波を原因とする住宅や家財の損害を補償するもので、地震による火災や建物の倒壊なども対象になります。一般的な火災保険だけでは、地震を原因とする火災や損壊などは補償されないため注意が必要です。また、地震保険は単独では加入できず、火災保険とセットで契約します。現在火災保険だけに加入している場合でも、契約期間の途中から地震保険を追加できる場合があります。今回の地震をきっかけに、
「自分の家は地震保険に入っていたかな?」
「建物だけでなく家財も対象になっているかな?」
と、一度保険証券や契約内容を確認してみるのもいいと思います。
家具の転倒防止や感震ブレーカーなどの「被害をできるだけ防ぐ備え」と、地震保険のような「被害が発生した後の生活を支える備え」。両方を考えておくことが大切ですね。
※地震保険の補償内容や保険金の支払条件などは契約内容によって確認が必要です。詳しくは加入している保険会社・保険代理店等へご確認ください。
不動産屋として特に気になったのが「空き家」です
そして今回、不動産の仕事をしている立場として特に気になったのが、土浦市内の空き家や築年数の経過した住宅です。自宅であれば地震のあとに状態を確認できます。しかし、誰も住んでいない空き家の場合はそうはいきません。
「相続した実家が土浦市にあるけれど、自分は遠方に住んでいる」
「誰も住んでいないので、しばらく見に行っていない」
という方もいらっしゃると思います。
実際、私も今回の地震を受けて、翌日に弊社がお預かりしている空き家をすべて確認して回りました。外から建物の状態や周囲に異常がないかなどを確認しましたが、幸い、今回確認した物件には特に問題は見当たらず、ほっとしました。こうした確認をして改めて感じたのは、空き家は普段人が住んでいないからこそ、地震などが起きたあとの確認が大切だということです。
例えば、
- 瓦がずれている
- 外壁の一部が落下している
- ブロック塀が傾いている
- 室内で家具などが倒れている
- 雨漏りにつながる損傷が発生している
といった変化が起きても、誰も住んでいなければ発見が遅れてしまう可能性があります。また、空き家を長期間放置すると、建物の倒壊や損壊だけでなく、防犯・衛生・景観などの問題につながる可能性もあります。
今回の地震を一つのきっかけとして、空き家を所有されている方は、無理のない範囲で一度状態を確認してみてはいかがでしょうか。特に遠方にお住まいでご自身ではなかなか確認できない場合には、地域の不動産会社や管理会社などに相談する方法もあります。地震はいつ起きるか分からないからこそ、住んでいる家だけでなく、誰も住んでいない家についても「何かあったときにどう確認するか」を考えておくことが大切です。
築年数の経過した住宅は耐震性について考えるきっかけにも
中古住宅や空き家を所有している場合、確認しておきたいポイントの一つが建築された時期です。特に古い住宅については、耐震性やこれまでの維持管理、リフォーム・補強の履歴なども確認しておきたいところです。
ただし、築年数だけで建物が安全か危険かを判断することはできません。建物の構造や状態、これまでの維持管理などによっても異なりますので、心配な場合には建築士などの専門家へ相談することをおすすめします。
売却予定の住宅も地震後の状態を確認しましょう
これから住宅や空き家を売却しようと考えている方にとっても、地震後の建物の状態は大切です。
「昔からあるひび割れだから大丈夫だろう」
「このくらいなら問題ないだろう」
と自己判断するのではなく、気になる部分がある場合には不動産会社へ伝え、必要に応じて専門家による確認を行うことが大切です。不動産売却は単に高く売ることだけではなく、物件の状態を把握し、売却後のトラブルをできるだけ防ぎながら安全に取引を完了させることも重要です。
地震への備えも、空き家の管理も「何も起きていないとき」が大切
今回の地震を経験して改めて感じたことがあります。それは、
「何か起きてからではなく、何も起きていないときに準備しておくこと」
の大切さです。
東日本大震災をきっかけに設置した家具転倒防止器具や感震ブレーカーが、今回実際に役立ちました。不動産についても同じだと思います。
「実家が空き家になっているけれど、そのままになっている」
「古い家なので心配だけれど、どうすればいいか分からない」
「今後住む予定がないけれど、売るかどうか決めていない」
こうした状態であれば、すぐに売却すると決める必要はありません。ただ、何か問題が起きてから考えるのではなく、今後その不動産をどうするのか、ご家族で一度話しておくことには大きな意味があります。
土浦市の中古住宅・空き家・土地のご相談は「かけはし」へ
株式会社かけはしは、土浦市を中心に不動産売買のお手伝いをしています。
「地震のあと、相続した実家の状態が心配」
「古い住宅だけれど売却できる?」
「空き家をこのまま所有していていいのか分からない」
「建物を残して売るのと、解体して土地として売るのはどちらがいい?」
このような段階からでもお気軽にご相談ください。
売却ありきではなく、物件の状態や所有者様、ご家族のお考えを伺いながら、一緒に今後の方法を考えていきます。
地震はいつ起こるか分かりません。今回の地震をきっかけに、まずはご自身とご家族の安全、そしてご自宅や所有されている不動産について、一度確認してみてはいかがでしょうか。
土浦市の皆さまが安心して暮らせることを願っています。
よくある質問
Q.地震で家にひび割れができました。売却できなくなりますか?
ひび割れがあるという理由だけで、必ず売却できなくなるわけではありません。建物の状態や原因などを確認したうえで、適切な方法を検討することが大切です。
Q.古い空き家でも売却できますか?
築年数が経過した建物でも売却できる可能性があります。建物を残したまま売却する方法や、解体して土地として売却する方法などがあります。物件の状態や立地などを確認して判断します。
Q.相続した実家が土浦市にありますが、遠方に住んでいます。
遠方にお住まいの場合、地震などが発生しても建物の状態をすぐ確認できないことがあります。今後利用する予定がない場合には、管理を続けるのか、売却やその他の方法を検討するのか、一度整理しておくことをおすすめします。
Q.地震のあと、家を売却するときに注意することはありますか?
地震後に気になる変化や損傷がある場合には、不動産会社へ伝えてください。必要に応じて専門家とも連携しながら、建物の状態を確認して売却を進めることが大切です。

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