今回のテーマは「値下げのタイミングとコツ」についてです。
売主様にとりまして一番大きな悩みは、売却が思ったように進まないことではないでしょうか。
現実問題として、近隣の相場や査定額に基づいて適切な金額を設定しているにもかかわらず、なかなか売却が出来ないことはあります。
しかし、そのまま売れない状態が続きますと、まだ売れない「人気のない物件」として周囲に認知されてしまう可能性があります。
そうなってしまいますと、長期的に物件に買い手がつかないことも想定されます。
売主様にとりましても、そういう状態は避けたいところです。
たとえば、
- 広告を出しても問い合わせがない
- できるだけ早く売りたい
といったケースでは「値下げ」が有効な手段となります。
そこで、今回は値下げのタイミングについて解説いたします。
値下げを上手に活用することでスムーズに売却につなげやすくなる可能性も出てきます。
まず、値下げのタイミングの判断基準となるのは「販売活動を始めてから約3ヵ月」です。
売れない状態が長く続きますと広告を頻繁に見られる方々は「売れないのは、何か理由があるのか」と物件に対する印象が悪くなる可能性もあります。
そうしますと、さらに買い手が付きにくくなることにもなります。
売り出して3ヵ月経過して問い合わせがまったくない場合は、思い切って値下げを検討してみましょう。
何も対策をしない場合、半年以上経過しても売れないことはよくあるからです。
そのため、売却を急がれていない売主様も、買い手が付きにくいというもしもの状況を考えて、値下げをすることを考えられていた方が良いでしょう。
売れない状態がずっと続かないようにするためには、売り出す際に値下げのタイミングの期限を区切っておかれることをおすすめします。
つまり、「この期限を過ぎたら値下げをする」などと決めておくと良いということです。
ちなみに値下げに関してですが、少しずつ値下げをして様子を見られるのはおすすめできません。
なぜなら、それでは値下げのインパクトがほとんど伝わらないからです。
物件の価格にもよりますが、できれば10%程度の値下げをしてみましょう。
その理由は、値下げしてスムーズに売却できた事例の多くは、最初の売り出し価格と売却価格の差が結果的に10%以内程度に収まっていることもあるからです。
また、値下げした価格設定は端数価格設定がおすすめです。
スーパーなどでも「99円セール」といった売り込み方があります。
それと同じように、5,000万円なら、もう少し下げて4,980万円といった具合に端数表示をしていきます。
価格を端数表示することで、買主様には、お得な物件と感じる心理が働きます。また、検索条件を「5,000万円未満」とした場合に引っかかるようになり、結果、多くの買主様に見ていただくことに繋がります。
では、今回のまとめです。
不動産売却は思ったようにスムーズに進まないそんな時は、3ヶ月を目安にして、問い合わせがない場合には値下げも検討してみてください。
本日は以上です。
また、次回も不動産売却に関する情報をお届けいたします♪
楽しみにお待ちください(^_-)-☆
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