今回のテーマは「値引き交渉を受けた時に気をつけたい4つのチェックポイント」についてお伝えしていきます。
不動産の売却時には、買主様より値引きの交渉を受けることがあります。
その時、どのように対応するべきかについて売主様が考えなければならないポイントを4つお伝えします。
まずは一つ目です。
============
1:売り出してから経過した期間はどのくらいか
============
適正価格での不動産の売却では、3ヶ月程度が1つの目安になります。
例えば、売り出してから2ヶ月以上経っても全く反響がないという場合があります。
また、2ヶ月半くらいでやっと買主様が現れた場合、値引き交渉されたので断ろうと思っても、次の買主様が現れるのが、いつになるかわからないということがあります。
このような状況を考えますと、値引き交渉には許容範囲内で応じるのが得策と言えます。
逆に、売り出してから1ヶ月以内に反響が返ってくることがあります。
その場合は、他の引き合いがくる可能性が高いと考えられますので、よほど早急に売却したいとき以外は、数百万円単位の値引きには応じないで、焦らずじっくりと待ってもよいでしょう。
============
2:値引き後の価格は相場から考えて妥当か
============
次にポイントになるのが、値引きをするとしても値引き後の金額が相場と比較して「妥当」であるか、損はしないかを考えてみることです。
例えば、相場が6,000万円の物件に対して6,000万円で値段設定をしているとします。
この場合は、値引きに応じてしまうと、相場の価格より下がってしまい、損をした気分にもなります。
このような状況を防ぐためにも、相場の金額をよく調べ、値引き交渉された時を考え、売却金額を相場より高めにしておくことも視野に入れ判断することが重要となります。
============
3:値引きをしたら、買主様は本当に購入するか
============
3つめのポイントは、買主様は本当に購入意思があるかを確認することです。
買主様の中には、検討するための要素の一つとして値引き交渉をする場合があります。
せっかく値引きをしたにも関わらず購入されないなら、交渉に割いた売主様の貴重な時間が無駄になります。
このような状況を避けるためにも「買付証明書(または購入申込書)」「住宅ローンの事前審査の通過結果」などの書類を買主様に提出してもらうようにしましょう。
この2つの書類で、買主様の購入本気度がある程度見えてきます。
真剣に検討していただける買主様だけに、売主様も対応することができるようになります。
============
4:値引き後の価格で残債の返済はできるか
============
4つめのポイントは、物件に残債が残っている場合、物件を売却した資金で一括返済しなければならないため、値引きした売却金額でも返済が全てできるかを確認することです。
仮に、値引きした売却金額で残債の返済に不足が出た場合は持ち出しが発生してしまいますので、
値引きをする時点で金額をしっかり考えるようにしましょう。
いかがでしょうか。
値引きへ対応をするときには、以上4点に気をつけて行うことをおすすめします。
弊社では、不動産売却に関するお手続き方法や、お客様のご相談にお応えしておりますので、何かございましたら、お気軽にご連絡ください。
本日は以上です。
また、次回も不動産売却に関する情報をお届けいたします♪
楽しみにお待ちください(^_-)-☆
コメント