査定価格の意味をご存知でしょうか?
今回のテーマは「不動産価格の考え方」についてです。
不動産売却に重要な価格で「査定価格」というものがあります。
難しく感じますが、直感的には「おおむね3ヶ月あれば売却できる価格」と思っていただいてよいでしょう。
もう少し詳しくお話しするために、質問をさせていただきます。
ひとつの不動産には、いくつもの価格があることをご存じでしょうか?
不動産は、一物四価とも一物五価とも言われます。
この言葉は、耳にされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その意味は・・・
ひとつの物件には、4つあるいは5つの価格がある
ということです。
「5つの価格ってどういうこと?」
と思われるかもしれません。
それでは、5つの価格にはどのようなものがあるのかをご紹介します。
- 土地取引の指標「基準地価格」
- 同じく土地取引の指標「公示地価」
- 相続・贈与の課税標準「路線価」
- 固定資産税に関わる「固定資産税評価額」
- 実際に取引が行われた価格「実勢価格」
ちょっと難しい言葉が並びますが、これらが五価と言われるものです。
四価とは、五価から「基準地価格」を除いたものを言います。
不動産を査定するときに使用するのが「実勢価格」です。
そこで今回は、不動産売却で重要な査定価格に関係する「実勢価格」のお話しをします。
不動産を売却するときに、事前の査定をしてもらうことがよくあります。
その査定をしたときの価格が査定価格で、実勢価格に即して割り出しています。
実勢価格とは、過去に取引したときの価格です。
しかし、不動産の売却は他の不動産との相対的な取引にもなります。
相対的取引とは、売り手と買い手の当事者同士で価格などを決めて行う取引のことです。
実勢価格を基準として、基準と査定する物件の差異を織り込んだり、その地域の不動産流通の動向を反映させて査定価格を決めていきます。
査定価格が適切かどうかを見極めるために、不動産会社に価格を付けた理由を聞いてみましょう。
その理由が、ご説明した事柄について述べているようなら、その価格は実勢価格に近いでしょう。
すべてを細かく理解しなくても、
「実勢価格」とは概ね3ヶ月あれば売却できる価格
ということだけでも覚えておきましょう。
きっと、不動産価格を決定する一助となるはずです。
そして、不動産価格決定のためには、その不動産タイプがその地域で不足なのか、または、ダブついているのかなどを見極めるのも重要です。
見極めには、地域の情報収集力がカギとなっています。
本日は以上です。
また、次回も不動産売却に関する情報をお届けいたします♪
楽しみにお待ちください(^_-)-☆
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