今回のテーマは「マンションの査定評価を上げる設備と管理」についてです。
設備には宅内環境とマンション自体の環境の二種類がございます。
各ポイントに合わせて解説させていただきます。
(1)宅内設備
実は宅内設備はあまり査定価格に影響しません。
築年数が比較的新しく、設備や内装をそのまま使える状態であれば査定価格に反映されますが、評価の差はわずかです。
設備の中には後付けが困難なものもあるため、その場合は査定価格が上がるケースもございます。例えば、生ゴミのディスポーザーなどです。
(2)共用部分
マンションの価格査定では共用部分が重要です。
例えば建物の外壁やエントランスの作り、セキュリティなどはグレードにより差が出るため、価格査定のポイントになります。
他にも共用施設の充実度もポイントになります。
共用施設とは集会室やキッズルーム、スポーツ施設など住民が使用したり交流したりする施設を指します。
(3)管理状態
マンションの管理状態も価格査定では重視されます。
価格査定で評価されるのは、まず管理体制です。
マンションの管理は住民(区分所有者)で構成される管理組合によって、管理会社に委託して行われるケースがほとんどです。
管理会社から派遣される管理員の勤務形態によって判断する場合が一般的です。
管理員が概ね週3日程度勤務する日勤を標準とし、3交代制などによる24時間管理などはプラス評価になりますし、逆に巡回や管理員がいないとマイナス評価となります。
共用部分の保守や清掃が行われているかどうかも評価されます。
評価のポイントは
- 共用施設などにゴミや汚れがないか
- ゴミ置き場が片付いているか
- 自転車・バイクの駐車場の設備の状態
などです。
(4)管理費・修繕積立金
マンションの住民が毎月支払う費用のうち、管理費は主に管理会社への委託費用へ、修繕積立金は共用部分の維持・修繕に充てられます。
修繕積立金は共用部分を修繕するための費用なので、修繕が適切に行われているかどうかも重要です。
長期修繕計画の有無について計画が無い場合にはマイナスに評価されます。
できるだけ高く査定してもらうため、今回お伝えしたポイントをしっかり確認しておきましょう。
ぜひ、査定価格の参考にしていただければ幸いです。
本日は以上です。
また、次回も不動産売却に関する情報をお届けいたします♪
楽しみにお待ちください(^_-)-☆
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