今回のテーマは「売却理由を上手に伝えるコツ」についてです。
売主様によって不動産を売却する理由はさまざまです。
理由によっては、プライベートに関わる内容のため伝えづらい売却理由もあるかもしれません。
しかし、買主様の立場からすれば、売主様の売却理由はどうしても気になるものです。
ですので、誤った伝え方をしてしまうとのちのちトラブルになってしまいかねません。
そうしたトラブルを避けるために売却理由を上手に伝えるコツやポイントなどを今回はお伝えします。
内覧の時に、見学に来た人から尋ねられる可能性もあるのでぜひ注意していただければと思います。
ではさっそくですが、不動産の売却理由には大別すると以下の3つのケースがあります。
1.「そのまま伝えても問題ないケース」
2.「伝え方に注意が必要なケース」
3.「告知義務があるケース」
まず、売却理由をそのまま伝えても問題ないケースからお伝えします。
それは以下のような売却理由です。
- 相続
- 住み替え
- 家族構成の変化
- 転職や転勤
上記の理由は、売却理由としては一般的なので特に気にする必要はありません。そのまま伝えても問題ないでしょう。
では次に、伝え方に注意が必要なケースです。
- 離婚
- 住宅ローンの返済が厳しいため
上記の理由については、伝え方に注意しないとトラブルの元になるので気をつけましょう。
まず、離婚した場合ですが、「家族の構成が変わった」などの言い方をすることができます。
次に、住宅ローンが厳しくなったケースですが、「経済的な理由のため」と伝えておけば問題ないでしょう。
プライベートなことは他人に伝えたくないものですが、このような形で言い方を工夫しながら、売却理由を伝えてみてください。
さて、ここからは、告知義務があるケースです。
それは以下のような物件の瑕疵(かし)を原因とした売却理由です。
- シロアリや雨漏り
- 事故や事件
- 近隣でのトラブルなど
上記の物件については、宅地建物取引業法で定められているとおり、買主様に報告しなくてはいけません。
また、売主様が物件の瑕疵(かし)について知っていたのに報告しなかった場合は、買主様より損害賠償を請求される可能性もあります。
特に伝え方が難しいのは、近隣トラブルをめぐる売却理由です。
例えば以下のような、判断が難しいケースもあります。
- 上階の子供の走り回る音がうるさい
こういう場合は「近くに、まだ小さなお子さんがいらっしゃるので、昼間に賑やかなことがあります」などと伝えてみるといいでしょう。
しかし、朝から晩まで騒がしい人がいる場合は、誰の目から見ても完全なトラブルです。
買主様に詳細を伝えなくてはいけません。
ここまで、売却理由を上手に伝えるコツなどについてお伝えしてきました。
買う側の立場からすると、不動産は高額な買い物なので売却理由は知りたいものです。
ですので、正直に伝えたほうが、のちのちトラブルを避けることができます。
判断に迷ったり、伝え方に困ったりした場合は、ぜひ、ご相談ください。
本日は以上です。
また、次回も不動産売却に関する情報をお届けいたします♪
楽しみにお待ちください(^_-)-☆
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